我が家には3匹の猫がいます。
その中の1匹・ムギが鬱と診断されたとき、飼い主が心の底から救われた「ジルケーン」というサプリメントのお話です。
鬱だけではなく、猫や犬の心理的不安行動(夜泣き・オーバーグルーミング・自傷行動・環境の変化・旅行時のお留守番の時など)が出た時、または出そうな時の予防に効果のあるサプリです。
ムギが鬱になった2週間は飼い主の心もボロボロになりました。
今ではムギも飼い主もすっかり元気になりましたが、それはこのサプリに出会えたからだと思っています。
個体差・使用期間の差は出るようですが、猫や犬の不安行動に悩んでいる飼い主さんに是非届けたい内容です。
不安行動をしてしまう猫や犬のための神サプリ
ジルケーンは、猫や犬の不安行動の解消を手伝ってくれるサプリメントです。
赤ちゃんがお母さんのお乳を飲んで安心して眠ることからヒントを得て誕生しました。
ミルクに含まれているタンパク質から、不安や興奮を和らげることが研究で明らかになった「αカソゼピン」を含むアミノ酸結合物を取り出し、ジルケーンに配合しています。
ミルク由来の天然成分なので、授乳中の子犬や子猫から安心して与えることができます。
猫が鬱と診断されました
ジルケーンを知ったのはムギが鬱と診断されて、処方された薬も効かなかった時でした。
3匹めの猫・シロを保護して1年弱経った頃。
新しい猫との同居にストレス値の限界を迎えてしまったのか、ムギは自分の尻尾を噛みちぎってしまったのです。
当時の家は仕事場が1階。その2階で生活していたので普段から日中もよく様子を見に行っていました。
すると、ある日部屋の壁に血飛沫が…!
ムギの様子がおかしかったので体を見てみると尻尾が血と唾液でベタベタ。
きれいにしてみると、なんと尻尾の先から白い骨が見えていました。
この日はかかりつけの病院が休診日だったので他の猫と隔離・飼い主がソファで一緒に寝て、翌日の朝に診察に行きました。
この日の夜のことは永遠に忘れられないくらい、辛くて長い夜でした。
翌朝、病院での診断は「うつ」。
新しい猫との折り合いが悪く、狭い家だったので逃げ場がなかったのもあり、ストレスだろうなとは思っていましたが…まさか「うつ」と言われるとは…。
そして薬まであるとは…!
薬を飲ませるのは少し抵抗がありましたが、様子を見ながらまずは1週間試してみることに。
が、あまり効果が見られず。次の1週間は違う薬に変えてみましょう、となりました。
この時に先生に試してみては、と教えてもらったのが「ジルケーン」でした。
実はジルケーンの説明を聞いた時に、直感的にこれは効くのでは。とピンときました。
その理由は、このサプリがお母さんの母乳成分から作られている点。ムギは人工の子猫用ミルクで育ちました。言うなれば馴染みのある味。
結果、効果は抜群。カプセルごとバクバク食べる程で笑ってしまいした。
ここからソワソワすることが減っていき、尻尾を攻撃する回数も徐々に少なくなりました。
すぐに症状がなくなるのではなく、「だんだん減ってきたな」と実感できるペースで、3年経った今は全くみられなくなりました。
それまでは常備薬として常にストックして、兆候が現れると使用していました。
ジルケーンの口コミ
では、他の方の感想はどうでしょうか。
ムギと同じ尻尾の噛みちぎりの症状がある方もいて、同じく効果が出たようです。
- 尻尾の骨が見えるくらい齧ってしまったが、自身で調べた結果「知覚過敏」らしいが具体的な治療法がなく、絶望していたところに「ジルケーン」を見つけ、試すと3日ほどで落ち着いてきた。
- 猫の夜泣きが無くなった。
- ストレスによる脱毛が無くなった。
- ソワソワしていたのが落ち着いた。
- 犬や猫のお留守番ができるようになった。
- オーバーグルーミングが無くなった。
- 味が好きなようで嫌がらずよく食べる。
- 1ヶ月続けたが効果が無かった。
- カプセルが飲ませにくい(中身の粉だけ簡単に取り出せます)。
と、ほぼ効果があった意見が多かったです。
中には長期間使用したけど効果が無かったという方もいますので、合う合わないはあると思います。
私も獣医さんに、この点は言われていました。
1度試してみてみないと分からないことではありますが私と同様、藁にもすがる思いの方も多いと思いのではないのでしょうか。
実際私も、1度目の薬が合わなかった時がそうでした…。
楽天の口コミを見てみると、量を少し増やすと効き目が出た方もいるようなので、様子をみて量を増やすのもありなのかもしれません。
ジルケーンのメリットとデメリット
デメリットに感じることは、口コミでもあったように効果が現れない猫や犬もいて、個体差があるところです。
状況や症状によっては長期間の使用が推奨されています。
また、凶暴性には効果が見られないと公式サイトでは記載されています。
カプセルの形にびっくりはしましたが、我が家のムギは全く問題なく食べれました。
が、臆病な性格が治るかなと試しに与えてみた同居猫のユズにはカプセルが食べにくいみたいで、かじるけど食べきれないみたいでした。
中の粉末だけ取り出してあげると、ペロリと食べてくれました。
次に、メリットとして挙げられる点です。
サイズは猫用の75mgと、大型の猫や犬用の225mgもあります。
価格は75mg¥2800程で安いとは言えませんが、Amazonのまとめ買いで少し安くなりました。
Amazonや楽天市場のネットショップで手軽に購入できます。
Amazonは翌日配達も可能なので、緊急の時にはとても助かりました。
うちのムギのように、効果が出る子はちゃんと出ます。
薬では無いので、副作用が少ないのもメリットかなと思います。
鬱の薬を処方された時、やはり少し不安と抵抗がありました。
その不安を察したのか、かかりつけの獣医さんと看護師さんたちが親身になって話を聞いてくれ、ジルケーンをおすすめしてくれました。「効果あるかはその子によるんだけれど…」と前置きを置いてから。が、まさに藁にもすがる思いだった私がすぐに試してみたのはいうまでもありません…。
ジルケーンの効果的な使うタイミングはいつ?
ジルケーンは、症状が出た時に使用するのはもちろん効果的ですが、予防としても使用できます。
例えば引越しや新しい家族(人間や他の動物)が増える時、旅行を予定している時には数日前から飲ませて不安や興奮を予防することが期待できます。
大きな音が起こることが分かっているイベント(花火大会や工事など)の時も同様です。
今悩んでいる症状の原因がストレスからきている可能性があるなら、薬よりは安心なこのサプリメントをぜひ試してみてほしいです。
きっと猫や犬、飼い主さんも不安なく暮らせると思います。
まとめ
今回ジルケーンの記事を書こうと思い色々調べていると、様々な不安分離症の症状に悩んでいる飼い主さんがいることがわかりました。
ムギが発症したのはこの記事の執筆時から4年程前になりますが、当時は「猫の尻尾かじり・ストレス・鬱」で調べていてもなかなかヒットも解決もせず、絶望感すらあり、横でつらそうにしているムギに申し訳なくて泣くこともありました。
解決策として、環境を変えることが一番いいとは言われましたが、保護した猫を追い出すことは考えらませんでした(この保護猫・シロは隣人が引っ越しの際に置き去りにされたところを、1年かけて保護できた)。
狭い家なので、猫たちが距離を置くのが物理的に難しい。実家にしばらく預けようかとも思いましたが実家も2匹猫を飼っているので、負担が大きくなりそうで悩みました。
そんなことをグルグル考えているうちに、2週間でだんだんムギの症状がマシになっていったのです。
不安行動と一言で言っても症状や原因は様々。
私のようにすぐに環境を変えてやれることのできない時に、とても頼れるサプリです。
もっと前に、新しい猫を迎える時にジルケーンを知っていたら、ムギのストレスを減らせて尻尾を噛みちぎるという自傷行為にまでいかなかったのかなと思います。
このサプリとの出会いは飼い主のメンタルも救ってくれたものなので、同じ悩みを持っている飼い主さんたちに是非ともおすすめしたいです。
ジルケーンを飲んですぐに不安行動がなくならないかもしれないですが、そもそも長期的に使用して効果がみられるものなので、我が家は常備薬・お守りとして置いています。
症状が治ってからも、少しでも症状がみられたら与えるようにしています。
猫だけではなく、飼い主の不安も解消してくれました。
かつての私のように、今悩んでいる飼い主さんたちの参考になれば幸いです。
ジルケーン公式サイトhttps://www.zylkene.jp/